朝香酒蔵便り 2010年10月号
あさかさかぐらだより
天津中谷酒造有限公司
天津市東麗経済開発区二緯路
TEL.022-2499-1092 FAX.022-2499-3364
秋の深まり
河北の秋は「金秋」。晴れ渡る空、透明な空気。暑くもなく寒くもない秋の気候は最高です。今年は街路樹の色づきが遅いようですが、天津郊外に出ますと鮮やかな赤や黄色の葉を見ることができます。
日本でも中国大陸から張り出す高気圧に覆われて爽やかな秋。金木犀(きんもくせい)の甘い香りが空気に漂います。
日本の中谷酒造では、酒造り専用の品種「山田錦」という米を栽培しています。10月2日から数日の間に8反(中国の12畝に相当)の刈り取りをしました。
晴れ渡る早朝は空気が冷え込み、稲は朝露で濡れます。残暑の、まだまだ強い日射しで露は蒸発。10時頃から刈り取りを始めます。コンバインという機械で刈り取りと脱穀を同時に行います。夕方まで日射しを浴びて、筆者も従業員もすっかり日焼けしました。
天日でざっと乾かして、紙袋に30kgずつ詰めます。そのまま精米工場へ直送です。精米工場では、米粒の外側を磨き落とす特殊な精米機で、粒の大きさを60%になるまで精米します。この米は、12月に仕込(原料投入)作業をする純米吟醸「奈良吟」の原料になります。
天津の酒蔵でも酒造りが進んでいます。気温が下がり始めましたので、蒸米を冷ますのも、発酵温度を管理するのも容易になってきました。早朝の冷気を利用する為、従業員は朝早く出勤していたのですが、徐々に通常の時間に戻って行きます。
さて、実りの秋。食べ物が美味しい季節です。日本料理店で、今年獲れたサンマの塩焼きをいただきました。これに合うのは日本酒です。日本酒は口の中で魚の臭みや油をきれいに流してくれます。そして何よりも魚の旨味を引き立てます。ぬるめに燗を付けた純米吟醸「朝香」。体もほんのり暖まり、幸せな気分です。
この号終わり
(日本酒造組合中央会提供の資料を添付致しました。是非ご活用ください。)
朝香酒厂便函 2010年10月号
天津中谷酒造有限公司
天津市東麗経済開発区二緯路
TEL.022-2499-1092 FAX.022-2499-3364
深秋季节
华北的秋天人颂“金秋”。晴空万里、空气清新、不冷不热,最佳气候!今年道路两旁的树木比往年颜色变得慢了一些,但到了郊外,树木中仍会发现一些赤色、黄色的树叶。
日本此时也是被从中国大陆延伸去的高气压带所笼罩,是秋高气爽的天气,金木犀的干香在空气中飘逸。
日本的中谷酒造栽培的是造酒专用品种“山田锦”,10月2日开始,经过数天,收割了12亩。清朗的天空,早上还是比较冷,水稻上有些露水。但在残暑的阳光照射下,露水很快就蒸发了。10时整开始收割,收割机割穗与脱谷同时进行。笔者与员工在稻田中至傍晚始终沐浴着阳光,皮肤被阳光照脱了皮。稻谷天然晾晒后装入30kg/纸袋中,然后直接送至精米工厂。精米工厂用精米机械将米粒的表层磨掉40%,留下的60%的米芯作为酿造“奈良吟”的原料,待12月酿造季节开始时使用。
天津酒厂的酿酒已在进行中,气温已经降低,蒸米的放凉、发酵温度的管理都已顺利。开始酿造时,为了利用冷气温,酿造工人需要清晨开始工作,现在已慢慢恢复了平时的工作时间。
春花秋实!现在是食物最美味的季节,我在日本料理店用了今年新捕获的青花鱼,是盐烤,与这道菜最适合的是日本酒,日本酒在口中冲洗了鱼腥,更加增添了美味!热酒“朝香”饮后感到身体温暖,使人产生幸福感。
终
(随信寄去日本酒造组合中央会提供的资料,敬请参考)
作者:中谷正人 李恒岐译
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