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“朝香”推荐的荞麦(苦)
2004-2-26
                                 韃靼蕎麦
   一般に食べられているそばを普通そば(甘そば)といい、それに対してもう1種類のそば、ダッタンそば(苦そば)があります。
 ダッタンそばは粉を口に入れるとさわやかな苦みを感じますが、美味しく思います。
 また、普通そばの約100倍も多く含まれるルチンという成分があります。普通そばが75日で実を結ぶのに対して、ダッタンそばは85日かかり、実の形も違います。
 また、ダッタンそばを茹でると黄色みが鮮やかになり、この色こそ健康によい成分が含まれている証拠なのです。 
 標高2000~3000m以上の広大な山岳地帯に広がるダッタンそば畑。澄みきった空気の中でダッタンそばが栽培されています。
  学名は「ファゴピルム・タータリクム」。タータリクムは、"ダッタン地方の"という意味で、ダッタンそばの名はこの学名に由来しています。しかし、ダッタン(韃靼)人=タタール人が、常食としていたというわけではないようです。ダッタンそばの故郷は、中国の雲南省、四川省、山西省の標高2000~3000m以上の山岳地帯です。彝族という少数民族が栽培し、現在でもダッタンそばを主食とし、またいろいろな料理にして食べられています。
  ダッタンそばを主食としている彝族が、厳しい自然とたたかいながらも、健康でエネルギッシュ、われわれのいう生活習慣病(成人病)は皆無であるといわれています。山岳地帯の栽培は自然農法で昔ながらのやり方を続けていますが、寒暖差の激しい高地で見事に結実するダッタンそばは、その栄養価も高くさまざまな薬効があることが実証されています。
 彝族の人たちは、今でも石臼で粉を挽き、ふるいで振るった苦みの少ないご膳粉を使って日常食にしています。
この恵み多いダッタンそばを研究し、日本でも味わえるように製品化したのが、「ダッタンそば」です。
 ダッタンそばの栄養価や効用については古くから書物にも著わされています。中国・明の時代の『本草綱目』(1578年・李時珍著)には「苦蕎麦(にがそば)」は漢方薬との記載があり、また日本では江戸時代、上方の医者、寺島良安著の『和漢三才図絵』(1713年)にも同様に紹介されています。

                  「ルチン」が普通そばの100倍! 
 ダッタンそばは、ルチンを多く含み(普通そばの約100倍)、血流を良くし、痴呆症を予防するという効果があるといわれています。また、血中の糖、コレステロール、血圧などの降下作用があります。

            栄養満点、さらに美容効果も!
 さらに、ミネラル、ビタミンB1、E、食物繊維など各種栄養成分も豊富で、抗酸化作用、抗腫瘍作用もあるといわれています。まさに現代人に不足している栄養素がたっぷり含まれていることが実証されています。
 さらにシミ・ソバカスの原因になるメラニン色素を抑えるシス・ウンベル酸も含まれていて美容効果もあることが確認され、普通そばにはないさまざまな食品効果があることがわかりました。驚異的な働きのあるダッタンそばは健康食・美容食として注目されている食品です。

                薬膳そばパン ざる蕎麦
  ダッタンそば粉と小麦全粒粉を混ぜ、100%リンゴ果汁のみでこねて焼きあげた画期的なヘルシーパンです。
油、砂糖、水を一切使わず、自然な旨みを引き出しています。香ばしいクルミの食感がアクセント。

               ダッタン知識
 昔から≪蕎麦(そば)≫には血圧を下げる作用があると言われてきました。 『ルチン』 という物質にその作用があります。
               ルチンの作用
1、血中コレステロール値を下げる
2、脳卒中を予防・成人病を抑制
3、血圧を安定させる効果
4、活性酸素を抑制
               シス・ウンベル酸の作用
1、シミ・ソバカスの防止効果・日焼け防止効果
2、化粧品への応用
3、果実の黒色化防止


                           粮食保健常识—苦荞麦

  苦荞麦属蓼科植物,因其含苦味素,所以味苦、色黄绿。据《本草纲目》记载,苦荞麦有益气力、利耳目、降气、宽肠、健胃等功效,能治疗痢疾、咳嗽,水肿、喘息、烧伤等疾病。近年来科学研究发现,苦荞麦富含19种氨基酸,其中有8种是人体必需的氨基酸。另外,还有10多种矿物质及微量元素,特别是所含的芦丁(黄酮类物质),更是其它粮食作物如大米、小麦、玉米等所不含有的。据医学研究证明,芦丁能促进人体胰岛素的分泌,并有软化血管、改善微循环和降低血管脆性的作用。同时,苦荞麦中的膳食纤维含量也大大高于一般粮食作物。而膳食纤维能延缓食物中糖的吸收,使餐后血糖升高幅度减少。所以,苦荞麦又被称为降低血压、降低血脂、降低血糖的“三降粮食”。为人类攻克糖尿病、高血压等开辟了新的途径。
    近年来,人们又从苦荞麦中制备出苦荞麦蛋白复合物(TBPC),并研究了其营养成分和抗衰老作用,在苦荞麦蛋白复合物中蛋白质含量为63.4%,脂肪12.7%,碳水化合物10.2%,灰分3.5%,粗纤维0.4%,水分9.8%。

苦荞麦粉与苦荞麦蛋白复合物氨基酸含量列表:

氨基酸名称  苦荞麦粉100g  苦荞麦蛋白复合物100g
天冬氨酸    1.03    5.36
苏氨酸    0.39    1.95
丝氨酸    0.54    2.81 
谷氨酸    1.99     10.35
脯氨酸    0.71    3.47
甘氨酸    0.54        2.70
丙氨酸    0.52    2.55
半胱氨酸    0.50    2.61
颉氨酸    0.55    2.76
蛋氨酸    0.20    1.05
异亮氨酸      0.42         2.14
亮氨酸    0.83    4.25
酪氨酸    0.50    2.58
苯丙氨酸    0.79    4.02
赖氨酸    0.94    4.87
组氨酸    0.29    0.47
精氨酸    1.08    5.46

苦荞麦治疗前后各项生化指标对比表:单位:毫摩尔/升

类别    病例数  治疗前       治疗后     P

胰岛素     29  9.52±3.81    13.26±3.46 <0.01
空腹血糖   57   10.12±4.17    6.48±3.19  <0.01
糖化血清蛋白57  4.92±1.62    3.79±1.10  <0.01
糖化血红蛋白57  14.30±4.20    10.29±3.84 <0.01
甘油三脂   57  3.30±1.80    2.61±0.86  <0.01
胆固醇   57  8.31±2.56    6.72±2.04  <0.01

  上表可知,以苦荞麦替代糖尿病患者膳食中的部分碳水化合物,各项升生化指标均较使用苦荞麦前有显著改善,且可以减少服用降糖药物的剂量。


作者:刘哲 汇编